夏に起こりやすいトラブル
夏のバイクトラブルは、気温上昇による高温や湿度などが影響して起こりやすくなります。
1. エンジン関係
- オーバーヒート: エンジン冷却水の不足やラジエーターの詰まり、ファンベルトの劣化などで、エンジンが高温になりやすくなります。
- オイル漏れ: 高温によってオイルの粘度が下がり、シールやパッキンから漏れやすくなることがあります。
- プラグの焼き付き: 高温でプラグが過熱し、焼き付きを起こすことがあります。
- 熱ダレ:温状態が続くことでエンジン性能が低下すると起こる現象です。
2.燃料系
- 燃料の蒸発:高温の環境では燃料が蒸発しやすくなり、燃料供給に問題が生じることがあります。
- オイルの劣化:高温環境ではオイルが劣化しやすく、エンジンの潤滑性能が低下することがあります。
3. 電気系 
- バッテリーのトラブル: 高温でバッテリーの性能が低下し、始動不良を起こしやすくなります。
- 配線の断線: 高温によって配線が劣化し、断線することがあります。
4. タイヤ関係 
- バースト: 高温でタイヤの空気圧が上昇し、バーストする危険性があります。
- グリップ低下: タイヤのゴムが柔らかくなり、グリップ力が低下することがあります。
5. その他
- ブレーキの効きが悪くなる: 高温によってブレーキパッドの摩耗やブレーキフルードの劣化によって、ブレーキの効きが悪くなることがあります。
- 燃料の蒸発: 高温で燃料が蒸発し、キャブレターが詰まることがあります。
- 虫の侵入: 虫がバイクに侵入し、エンジンやエアクリーナーに詰まることがあります。
- シートの劣化:直射日光によりシートが劣化しやすくなります。
どんな対策をしたらいいの?
- 定期的なメンテナンス: オイル交換、冷却水の補充、タイヤ空気圧のチェックなど、定期的なメンテナンスを行うことが重要です。
- 走行前の点検: 出発前に、エンジンオイル、冷却水、タイヤ空気圧などを確認しましょう。
- 適切な服装: 熱中症対策として、通気性の良い服装をしましょう。
- 長時間走行での休憩・涼しい時間帯に走行: 長時間走行する場合は、こまめな休憩を取り、エンジンを休ませてあげましょう。涼しい時間帯に走行する。
- 日陰に駐車する: バイクを長時間駐車する場合は、日陰に駐車しましょう。保管時にはカバーを使用して直射日光を避けましょう。
メンテナンスにお勧め
■定期メンテナンスの時に大活躍!”メンテナンススタンド”

■定期的に交換する”エンジンオイル”

■日々の洗車に”クリーナー”

※洗車のついでに簡単な点検がおススメ!
■高温から愛車を護る”バイクカバー”
